稲村亜美さんへ押し寄せた中学生のみなさん、一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会 関東連盟へ

先日、こんなことがありました。

wezz-y.com

www.huffingtonpost.jp

ネット上に拡散されている動画を見ると、その後、遠巻きに見守っていた球児達のうち数人が稲村に近づいていった。やがて雪崩を打ったように、無数の球児達が稲村に向かっていき、稲村が見えなくなるほど周囲がもみくちゃになった。

(引用元:稲村亜美に、無数の中学生が押し寄せる異常事態。シニアリーグの担当者「予想できなかった」)

これTwitterで当時の様子を撮影した動画を見たのですが、本当に”もみくちゃ”な感じでした。マウンドに立つ稲村さんの周りをぐるっと取り囲んで最初は遠巻きに見ていた中学生らがジリジリジリジリと近寄っていき、誰かが走り出した途端、堰を切ったようにそこにいるほぼ全員が真ん中にいる稲村さんに向かって「うおー!」と突進していくような感じに見えました。

本人が否定しておられるので、故意に触るようなことがあったかははっきりとは分かりません。しかし動画を見る限り触ろうとしていなかったとしても、もみくちゃ状態で身体に触れていただろうと思われます。

立ち止まって考えなければいけない問題

これはきちんと対処をし、立ち止まって考えなければいけない問題ではないでしょうか。

当日稲村さんに向かって押しかけた中学生のみなさんは、自分たちが何をしてしまったのかきちんと考え直さなければいけません。
そして大会の開催元である一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟は、それを彼らに今きちんと教え、対処・改善していかなければいけないのではないでしょうか。場合によっては処分も必要かもしれません。

以下、それぞれのみなさまへの私からのメッセージです。

押し寄せた中学生のみなさんへ

ひとつ、絶対に分かっておいてほしいことがあります。いえ、分かっておかなければいけないことです。
人の身体を相手の合意なく触ることは決して許されない、とてもひどい行為です。
これは絶対に分かっておいてください。

相手は「別に大丈夫」というかもしれません。平気そうに笑っているかもしれません。でもそれは、様々な事情があって「いやだ」と言えないからそうするしかないだけかもしれません。

合意なく身体を触られたことがトラウマになってしまう場合もあります。

人の身体を相手の合意なく触るということは、場合によっては人の尊厳を傷つけたり、トラウマを残してしまう絶対にやってはいけない行為です。

このことを踏まえた上で、今回の件についての補足です。

  • もし仮に誰もタレントさんに触っていなかったとしても、集団に周囲を囲まれ、もみくちゃにされるというのは人によってはトラウマになる可能性のある行為です
  • タレントさんが「大丈夫」と言ったからOKではありません。いろんな理由で本当は嫌でも「いやだ」と言えないことはあります。
  • もし、故意に触るようなことをした者がいたのであれば、あなたのやったことは犯罪です。繰り返しになりますが、人の身体を相手の合意なく勝手に触ることは決して許されない、とてもひどい行為です。あえて言いますがそれを故意にやった方がいるのであれば、最低です。自分が何をやってしまったのか改めて考えてください。そして今後どうしていくのかきちんと考えなおしてください。

故意に触っていない人たちも、誰かをとても怖がらせてしまうかもしれないことをしてしまったのだということ、そして「人の身体を相手の合意なく触っては絶対にいけない」ということをちゃんと分かっておいてください。
ぜひ、今きちんと立ち止まって考えてください。

一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟

  • 何が何でも阻止するべきでした。それができなかったのであれば、少なからず大会を中断して問題についてあの場で学生たちに連盟としてきちんと話をするべきだったんではないでしょうか。
  • 正直に申し上げますと、HPに掲載された謝罪文は曖昧で何が言いたいのかよく分かりませんでした。”選手が整列していた場所を離れ、あのように稲村亜美さん目指して殺到した行為は、決してあってはならないこと”と書かれておりましたが、その書き方ではいまいち何が悪いのかが分からないように思います。というか、連盟のみなさま自身が今回の件は何が悪かったのかが分かっていないようにさえ見えました。
  • タレントさんが「大丈夫」と言ったなどということは関係がありません。今回の件に限らず、様々な事情を考えて「いやだ」と言えない場合があります。相手が「いやだ」と言わなかったからOKではありません。メディアが「大人の対応」などと書いていましたが、そうせざるを得なかったという可能性を考えるべきです。それに被害者側の対応に甘えるべきではないでしょう。
  • 今、きちんと「人の身体を相手の合意なく触っては絶対にいけない」ことを大人がきちんと教えてあげなくてはいけないのではないでしょうか。彼らはそれを学ばずに大人になるかもしれません。
    今、このタイミングで立ち止まらせなければいけないのではないでしょうか。

今回の件で私が学生のとき、こんなことがあったのを思い出しました。

「多感な時期の中学生のやんちゃ」で許されることではありません。それで許してはいけないのです。
今まで、スカートめくりや女子風呂の覗きなどが「男子のちょっとしたいたずら」とか「元気でいいじゃない」みたいな形で何となく許されるような、仕方のないことだというような雰囲気があったように思います。

でもそれはもうここで終わりにしませんか。

「細かいこと」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、相手の合意なく人の身体を触ったり、見たりすることは決して許してはいけない行為です。

今ここで彼らに、そして今回の件を目にした人たちにきちんと教えておかなければいけないのではないでしょうか。

どうか、このまま”なんとなくおわり”にしないでください。
連盟のみなさま、今後の対応をきちんと見せてください。