いとうあさこのことを「ばばあ」と呼びまくるイッテQ!を見て素直に笑えないのはなんでだろう。

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(※この記事は前ブログで掲載していた過去記事をリライトしたものです。) 

 

こんにちは、ふぇみブロガーのもにかです。

 

先日、『イッテQ!』を観てたんですね。
そしたら芸人のいとうあさこさんが出てたんですけど、ことあるごとにナレーションで「ばばあ◯◯をする。」みたいな感じで、いとうあさこさんのことを何回も「ばばあ」と呼んでたんですよ。

 

私はこれを観てゲラゲラ笑ってたんですけど、ちょーっとなんかひっかかったんですよねぇ〜。なぜでしょう!

 

「女性をばばあと呼ぶなんてー!!!」

 ってことではないんですよ。

 

バックグラウンドへの尊敬と尊重がないと楽しめない

まずひとつめの理由。

彼女は2017年現在47歳で独身です。その彼女を「ばばあ」と呼ぶことでバカにするスタイルを許容していいのだろうか。と若干考えてしまうんですよねぇ。

 

というのはこの「ばばあ」という言葉には「47歳にもなって独身の」という前提があると少し感じるんですよね。

もし彼女が結婚していてもそう呼んだだろうか。と少し勘ぐってしまう。

 

私は愛嬌を感じさせる「ばばあ、じじい」「おじさん、おばさん」という愛情をこめた呼び方には大賛成です。
逆に「俺はもうおじさんなのか。。」とか「私はおばさんじゃない!」とかってそんなの気にしなくていいのになぁ。と思うんですよ。

 

だってそれを気にするのって「年を重ねることがこわい」からなわけじゃないですか。そんなのもったいない。

 

私だったら「おお、ついに私もおばさんに!」とウキウキしたいなぁ。と思うんです。

 

でも、実際には年を重ねた女性を”用済み”のように扱う姿勢を感じることがしばしばあるのも事実。また、「◯歳になっても独身=結婚もできないような人」という構図でその人を馬鹿にするようなくだらない価値観もよく目にします。

 

だから、47歳独身の彼女のことを「ばばあ」と呼び笑いをとるスタイルに「お、これって笑っていいことなんだっけ。」と少しブレーキがかかってしまうんですよね。

 

その人やその人のバックグラウンドへの尊重や尊敬のない笑いはただのいじめ。

 

歳がいくつだとか、独身だとか、子供がいないとかそういう様々なバックグラウンドについてお笑いとして扱うということは、それを馬鹿にしたり差別したりすることが無い状態で初めてやっていいことだと思うんですよね。
そうなって初めてみんなが楽しくコンテンツを消費できると思うんですよね。

 

メディアへの信頼がないとコンテンツは楽しめない

そしてふたつめの理由はメディアへの信頼感の問題。

 

メディアって「おもしろければいい。」「視聴率がとれればいい。」みたいな部分があるじゃないですか。
人の不幸を「それきた!!」とばかりにプライバシーや当事者の気持ちへの配慮が感じられない形で報道したり。
先日も、小林麻央さんが亡くなられた後のメディアの質問などには眉をひそめた方も少なくないのではないでしょうか。

 

そういうものの蓄積でメディアへの不信感がずっと心のどこかにあり「これって本当にそのまま楽しんでいいの?」って思っちゃうんですよね。

 

だからいとうあさこさんのことを「ばばあ」と呼んでることに対して「それ、彼女も了承済み?彼女もちゃんと楽しめてる?」って思っちゃうんですよね。

 

AVもそう。AV出演強制問題とかがきっちり解決されないままだったり、AV業界が実際にクリーンな場所になってもらってそれを見せてもらえないと、素直に楽しみにくいと思うんですよ。

 

例えば『レイプもの』の作品とかに対して「あれ。なんかこれすごいリアルだけど、まさか本当にレイプしてるわけじゃないよね。まさかね?」って思って萎えちゃうと思うんですよね。

 

日本人のテレビ離れスマホの普及によるところが確かに大きいでしょう。でも、本当にそれだけでしょうか?
メディアの”エグさ”みたいなとこにひいている、なんか信頼できなくて気持ち悪い。ということも原因のひとつなのではないでしょうか。

 

あとがき

私、もともとめちゃめちゃテレビっ子だったんですよ。いくつも番組録画して観たりして。でも、最近あんまり観なくなりました。

 

それはやっぱり不快に感じる演出や配慮の欠ける発言がしばしば見受けられたり、様々なところで感じるメディアへの不信感が大きな原因になっています。

 

しばらくテレビに出てなかった人を復活させたり、「派手なことやって視聴率回復やでー!!」みたいなのも戦略としては結構ですが、それだけじゃあすこーし寿命が伸びる(かもしれない)だけど、結局はオワコンだと思いますよ。

 

ぜひ、”信頼の回復”というところをテレビをはじめとしたメディアのみなさんには改めて真剣に取り組んでほしいなぁ。と思います。

 

もったいないですよ。